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「不動産の大きさ 坪・平米などの単位」


家や土地を購入する際の疑問点
坪や平米 家のスケール

「不動産の大きさ 坪・平米などの単位」

不動産の購入を考えたり家を借りようと思った時、当然の様に直面するのが広さを示す単位です
専門用語的に聞こえる何坪?
イメージが掴みづらい何平米
時には一間(いっけん)

時には関東や関西と地域により大きさが異なる畳一枚分の寸法が有ったりもします

正直相当数の方が困惑する事と思います。

私のイメージですが、世のお父さん達 それも団塊の世代のお父さん達はこの辺りに強いと思います、一尺(いっしゃく)が何センチかもご存知の事と思います、メートル法で育ってきた世代にとっては建築用語として使われる事の多い「一尺」や「一間」に繋がる「坪」、時には「平米」をイメージする事はなかなか難しい事かも知れません。

世の中には、多くの不動産情報が溢れている中、その情報を少しでもご自身やご家族に有益に使って行くためにここでは、大きさのイメージが少しでも持てる様にお話しを進めていきたいと思います。

これから不動産に興味を持って行く、かもしれない皆様へも不動産の大きさをご理解していただけましたら幸いです。

昔の地図
↑昔の地図を表記してみましたが江戸時代やそれ以前より続いている単位がある中、日本においてはまだ歴史の浅い単位もあります。

●平米

●坪・一間(いっけん)

●一尺(いっしゃく)・メーターモジュール

●畳/帖

「平米」

平米 → ヘイベイ、へイベ等と読みますが、メートル法世代により親しみやすく表記に致しますと → ㎡(平方メートル)となります、いわゆる小学生の頃に携わりました面積を示す単位となります。

「縦×横 の 和」 この和が㎡(平米)となります。

ですので、1m×1m=1㎡と言う事から、不動産情報の建築面積として、例(50㎡や50平米と表記されています。

「坪」「一間」

坪 → つぼ/ツボ、と読みます。 約3.3㎡
 坪のお話の冒頭で約と表記する事は心苦しいのですが、畳2枚分を基本として1坪と考えたりするのです、この後お話で出てまいります畳のお話ですが、地域によって畳自体の大きさが違うため、またその他の理由から「約」と表記しています(後程もう少し詳しくお話させていただきます)

一間 → いっけん/イッケン、と読みます。

 長さ1.81818m = 一間 概ねですが、成人された大人の方が両手を広げた時の、左手の中指から右手の中指までの幅が約1.8m程と言われています、またリビング等の窓2枚が通常、約1.8mとなります。 以前は一つの間口が概ね1.8mだったことから一間 = 1.8mとなったとも言われています。

一間 × 一間 = 1坪 → 1.81818m × 1.81818m = 3.305778512m この事から、一間は約1.8m、1坪は3.3㎡と考える事が多いです。

当然ですが、設計や登記と言う場面では厳密に計算されておりますのでご安心ください。

スケール

「一尺」「メーターモジュール」

1尺 → いっしゃく/イッシャク、と読みます。

日本(東アジア)に於いて古くから利用されている長さの単位で「尺貫法(シャッカンホウ)」と呼ばれているものです。

中国の唐より伝わり日本において尺貫法を使用して行くことが西暦701年頃に決まりました。

国や場所、時代により大きさが異なりますが、日本においては 1尺は303mmとなり約30cmを示しております。

1寸 → いっすん/イッスン、と読みます。 これは上記、1尺の1/10(10分の1)となり、30.3mmとなり約3cmを示しております。

皆様も、どこかで聞いた事があるかもしれませんが「3尺3寸」は999.9mm(99.99cm)となる事から、約1mを示す事となります。

そして、「メーターモジュール」。下記にてお話しさせて頂きますが

お家を建てるにあたって、お部屋の大きさや廊下の広さの基本となってくる、畳一枚分大きさが関わってまいります。

例えば、基本としている畳一枚分の大きさが 180cm×90cmだとします。 この畳を基本とした場合、廊下の広さは基本90cmとなります。

これがメーターモジュールになりますと、100cm = 1m が基本的な広さの考えとなりますので。 お家が、全体的に広くなります。

メーターモジュール 1mを基本とする、建築方法。
 お話が少し戻りますが、メーターモジュールでない場合は、尺モジュールで建築致しますと基本となるスケールが約91cmとなり廊下や階段、洗面などが基本91cmとなります。 この事から、メーターモジュールは尺モジュールに対して約9cm広い廊下や階段が基本となる事から、広いお家である事が言えます。

「畳/帖」

所変われば、畳の大きさが変わる。

ご存知でしょうか? 畳の大きさは地域や使用されている畳の仕様によって変わってまいります

・団地間、と呼ばれる畳サイズ

最も新しい規格サイズとなります(昭和の高度成長期時代)、団地間サイズ 1畳 170cm×85cmとなります。

団地間を平米換算しますと =  1.445㎡となります。

・中京間、と呼ばれる畳サイズ

上記の団地間の次に新しい規格サイズとなり、次に出てまいります江戸間の後に考案された規格サイズとなります。

中京間サイズ 1畳 = 182cm×91cm

中京間を平米換算しますと = 1.6562㎡となります。

主に愛知県、岐阜県の中京エリアにて利用されております。

・江戸間、と呼ばれる畳サイズ

江戸時代に考案された関東を中心に利用されている畳サイズとなります。

江戸間サイズ 1畳 = 176cm×88cm

江戸間を平米換算しますと = 1.5488㎡となります。

・京間(関西間)

桃山時代に考案されました最も古い畳サイズとなります。

京間サイズ 1畳 = 191cm×95.5cm

京間を平米換算しますと = 1.82405㎡となります

以上のことから、畳サイズが大きく異なる事がわかります、団地間の10畳は14.45m²となり、京間の10畳は18.24m²となりその差は3.79m²であり、1坪以上の開きができます、また中京間や江戸間で考えますと 畳2枚分以上の違いとなる事がわかります。 一概に畳の枚数で部屋の広さが推し量れない事が浮き彫りとなりました。

これらの事から、不動産において不都合を無くすため

「畳」の表記は使わず、「帖」とし表記しており、これは必ず 1帖=1.62m²と定められた上で、表記しているものです。


いかがでしたか?、本日のお話から大きさや広さがイメージできるように努めさせていただきました。
また機会がございましたら、よろしくお願いいたします。



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