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繰り上げ返済のコツ!




1、繰り上げ返済は負担を軽くする。


2、繰り上げ返済の種類

3、繰り上げ返済の時期

4、まとめ



1、
高額で長期間の返済を行う住宅ローンは、様々な方法で負担を軽くすることができます。
その中の1つが繰り上げ返済になります。

繰り上げ返済は、住宅ローン借入金の一部を予定よりも先に返済することをいいます。
総額の全てを繰り上げて返済する場合と、一部を繰り上げて返済する場合があり、
どちらも予定より早く返済したことで元金にかかってくる利息分を払う必要がなくなりますので、

期間を短縮できるだけでなく、利息分の負担が軽くなることにつながります。



2、
短期縮小型

毎月の返済額を変えずに返済期間だけを縮小していく方法で、これによっての利点は利息の軽減効果になります。
総返済額の利息分を少しでも減らしたい方や住宅ローンを少しでも早く完済したい方におすすめの方法です。


返済額軽減型

返済の翌月から返済額が減額されていき返済期間は変わらないが毎月の返済の負担を減らすことができる方法で、
これによっての利点は毎月の返済の負担が軽くなることなので、
将来の収入に不安がある方におすすめの方法です。



・利点

どちらの方法であっても、利息の軽減効果があります。
それぞれの場合ですが早期完済や毎月の返済額を減らすことでお金の収支は大きく変わってきます。
少しでも借入期間を短くできれば金銭的な効果も高くなっていきます。


・欠点

資金に余裕があり返済するのであれば全く問題ないのですが、
少しでも早く返済したい場合に生活資金を切り崩したり将来のための貯蓄を充てたりしてしまうと、

いざというための資金がなくなってしまいますので計画的に行いましょう。

借り入れる前に団信に加入した場合は、短縮された期間だけ保証が受けられなくなります。
住宅ローン控除を受けている場合で繰り上げ返済で10年未満になった場合は、控除の対象外になりますので注意しましょう。




3、
住宅ローンの一般的な返済方法は元利均等返済といい、
返済額は均等ですが元金と利息の割合が返済期間によって変わってきます。

住宅ローンを始めて最初のうちは利息の割合が高く、返済期間の経過と共に元金の方が高くなっていきます。
住宅ローンの利息と元金の関係によって、少しでも早い返済が有利になります。
手持ちの資金を少しでも残しながらなるべく早めに返済するようにしましょう。

ただデメリットもあり、住宅ローン控除の額が減ってしまう可能性があります。
住宅ローン控除は、納めすぎた税金が戻ってくる仕組みになっていますが、

確定申告のタイミングで住宅ローン残高の1%が所得税から戻ってくる制度になるため、
繰り上げ返済をしてしまうと住宅ローン残高も減額になり、控除額も減ってしまいます。

住宅ローン控除が終わった後にまとめて繰り上げ返済するのも1つの方法です。



4、
繰り上げ返済を行うことで返済残高が少なくなり、総額が安くなります。

メリットは大きいのですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。実際に行う際に様々な観点から考える必要があります。
繰り上げ返済の種類、繰り上げ返済を行える金額や手数料などにも違いがありますので、上手く利用しましょう。
お子様の養育費、親御様の介護費など人それぞれライフスタイルが様々ですので、
将来の負担と目先の負担の両方を視野に入れ、その上で賢く繰り上げ返済を行う事が重要です。



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